
こんにちは!今日は5月11日。
なんとこの日は、史上初めて「コンピューターウイルス」が大々的に広まった日なんです。
サイバーセキュリティが話題になる現代において、この出来事はまさに「原点回帰」ともいえるネタ。
ちょっとITオタクな豆知識を、5分で読めるボリュームでお届けします📘✨
目次
🧠何が起きた日?「Brainウイルス」が拡散!
1986年5月11日、世界初のPCウイルスとして知られる**「Brain(ブレイン)」が発見されました。
これはパキスタンの2人の兄弟**によって作られたもので、最初のウイルスというよりは「マルウェア界のパイオニア」として歴史に名を残しています。
項目 | 詳細 |
---|---|
名称 | Brain(ブレイン)ウイルス |
作成者 | バシート兄弟(Basit & Amjad Farooq Alvi) |
国 | パキスタン 🇵🇰 |
ターゲット | MS-DOSを使用するIBM PC |
感染方法 | フロッピーディスク経由(USBがない時代!) |
特徴 | 起動時にメッセージを表示し、製作者の連絡先も明記されていた |
🤔なんでそんなもの作ったの?
実は彼ら、違法コピー防止が目的でした。
自身の作った医療ソフトが無断コピーされていたため、ちょっとした「嫌がらせ」としてウイルスを埋め込んだのです。
とはいえ、感染してもファイルを壊したりはしない「良心的(?)」な設計。
むしろ製作者の住所・電話番号・メッセージまで表示されるという、今では考えられないほどオープンなウイルスでした👇
🔒そこから始まった、ウイルスと対策の歴史
Brainウイルスの登場以降、コンピューターウイルスは急速に進化していきました。
時期 | 主なウイルス | 特徴 |
---|---|---|
1986年 | Brain | 世界初のPCウイルス |
1999年 | Melissa | メールで拡散する最初のマクロウイルス |
2000年 | ILOVEYOU | 世界中で数千万台に被害を与える |
2017年 | WannaCry | 病院や政府機関まで被害、ランサムウェアの代表格 |
📝今日のまとめ:5月11日は「サイバーの歴史が動いた日」!
5月11日は、テクノロジーの裏側にある「影」の歴史、コンピューターウイルスの始まりを思い出す日です。
今はスマホでもパソコンでもウイルス対策が必須。そんな常識のスタート地点が、まさにこの日でした。
💡ちょっとしたトリビア
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Brainウイルスを作った兄弟は、のちに正規のIT企業を経営することに成功。
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Brainのウイルスコードは、今でもネット上で見つけることができる。
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いまやウイルスはAIを搭載したものまで存在する!
興味深い歴史は、日常のすぐそばに潜んでいます。
また明日も、何か面白い「今日は何の日」をご紹介しますね!