
ポーカーで勝率を上げたいなら、GTO(Game Theory Optimal)戦略は避けて通れません。中でも最も重要な局面の一つが「プリフロップ」。今回は、GTOに基づいたプリフロップのハンドレンジ表を初心者でも分かるように解説し、表形式でご紹介します。
目次
GTOとは?ポーカーにおける「最適戦略」♟️
GTO(ゲーム理論最適戦略)とは、相手に搾取されないようにプレイする戦略のこと。理論上はバランスの取れた最強のプレイとされており、特にプロや高レート帯のプレイヤーに必須です。
プリフロップのGTOレンジを理解すれば、無駄なリスクを減らしつつ、長期的に収益を出せるようになります。
プリフロップの基本ポジションとレンジの関係
プリフロップでは**自分のポジション(席順)**が非常に重要です。以下は8人テーブル(8-max)を前提とした主なポジション:
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UTG(アンダー・ザ・ガン):一番最初に行動
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MP(ミドルポジション)
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CO(カットオフ):ボタンの一つ手前
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BTN(ボタン):ディーラーポジション
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SB(スモールブラインド)
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BB(ビッグブラインド)
【GTO基準】プリフロップ・オープンレイズレンジ表(8-max)
下記の表は、オープンレイズ(誰もレイズしていない状況で最初にレイズする)の推奨ハンドレンジです。GTOソルバーを元に簡略化しており、初心者にも実用的な内容です。
ポジション | レイズ推奨ハンド(スーテッド) | レイズ推奨ハンド(オフスート) |
---|---|---|
UTG | A2s〜A5s、AJs+、KTs+、QTs+、JTs、T9s、98s
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AQo+、KQo |
MP | A2s+、K9s+、Q9s+、J9s+、T8s+、97s+
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ATo+、KJo+、QJo |
CO | A2s+、K8s+、Q8s+、J8s+、T7s+、96s+、85s+
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A9o+、KTo+、QTo+ |
BTN | A2s+、K2s+、Q5s+、J7s+、T6s+、95s+、74s+
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A2o+、K8o+、Q9o+ |
SB | A2s+、K2s+、Q6s+、J7s+、T6s+、96s+
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A2o+、K9o+、QTo+ |
※「s」はスーテッド(同じスート)、oはオフスート(異なるスート)を表します。
プリフロップでの心がけポイント✅
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GTOは相手依存せずに戦える
相手の傾向が読めないとき、GTOは安定の強さを発揮します。 -
柔軟な調整も重要
GTOはあくまで「基準」。相手が極端なプレイヤー(ニット、ルース)なら exploit(搾取)戦略も混ぜるのが上級者。 -
GTOソルバーで練習しよう
「PioSolver」「GTO+」などのツールで、自分のレンジ理解を深めるのが◎。
まとめ:GTOプリフロップレンジで勝率アップ!⭐️
GTOに基づいたプリフロップレンジを理解することで、ポーカーでの長期的な勝ち組に近づけます。まずは自分のポジションごとの基本レンジを覚え、そこから少しずつ応用していきましょう!