
テキサス・ホールデムは、世界で最も人気のあるポーカーのルールです。この記事では、初心者の方でも分かりやすいように、ゲームの流れやルールを詳しく解説していきます!🎲✨
目次
1. ポーカーの基本ルール
🔹 手札とコミュニティカードについて
- プレイヤーは2枚の手札を持つ(ディーラーから配られる)
- テーブル上に最大5枚のコミュニティカードが公開される(ディーラーが3枚→1枚→1枚と順に公開します)
- 自分の手札と共通のコミュニティカードを組み合わせてプレイヤーそれぞれが5枚で最強の役を作る(できた役が一番強いプレイヤーが勝ちとなり、チップをすべて獲得できる)
コミュニティカードは全プレイヤーが共通して使えるカードであり、自分の手札と組み合わせて役を作ります。
2. ゲームの流れ(ラウンドの進行)
テキサス・ホールデムは以下の4つのステージで進行します。
ステージ (手札) |
内容 (コミュニティカード) |
---|---|
プリフロップ![]() |
各プレイヤーに手札が2枚配られる![]() ⇒1回目のアクション(コール・フォールド・レイズ) ※コミュニティカードは0枚 |
フロップ![]() |
コミュニティカード3枚が公開![]() ⇒2回目のアクション(チェック・ベッド・レイズ・コール) |
ターン![]() |
4枚目のコミュニティカードが公開![]() ⇒3回目のアクション(チェック・ベッド・レイズ・コール) |
リバー![]() |
5枚目のコミュニティカードが公開![]() ⇒4回目のアクション(チェック・ベッド・レイズ・コール) |
各ステージごとにプレイヤーはアクションを選択し、ベット(賭け金)を行います。
勝負に参加するためには、前のプレイヤーと同額以上をベットする必要があります。
各ステージごとに勝負に参加するプレイヤーの賭け金が同額になると次のステージに進みます。
※フロップ以降は、どのプレイヤーもベットしない場合はチェック(賭け金を出さない)で次のステージに進むことができます。
3. ポジションの名称と重要性
テキサス・ホールデムでは、座っている位置(ポジション)が非常に重要です。
ポジション | 説明 |
SB(スモールブラインド) | ディーラーボタンの左隣で、強制ベットを支払う |
BB(ビッグブラインド) | SBの左隣で、SBの倍額の強制ベットを支払う |
UTG(アンダー・ザ・ガン) | 最初にアクションをするポジション |
MP(ミドルポジション) | テーブルの中央付近のプレイヤー |
CO(カットオフ) | ディーラーボタンの右隣で、ブラフやスチールがしやすい位置 |
BTN(ボタン) | 最後にアクションできる有利なポジション |
BTN(ボタン) は、相手のアクションを見たあとにアクションできるため、最も有利なポジションです。
なお、勝負が終わるごとにBTN(ボタン) は時計回りに移動していきます。
4. アクション(プレイヤーが選択できる行動)
プレイヤーは自分の手札と状況を考えて、以下のアクションを選択します。
アクション | 内容 |
フォールド (Fold) |
手札を捨ててゲームから降りる ※どのステージでも自分のアクション時に可能 |
コール (Call) |
直前のプレイヤーと同額のベットをする |
チェック (check) |
ベットせずに自分のアクションを終了(次のプレイヤーがアクションする) ※フロップ以降で、どのプレイヤーもベットをしていない場合のみ |
ベット (Bet) |
チップを賭ける(新たな賭け金を提示する) ※強制ベットであるブラインド以上の点数を提示(ブラインドが100点であれば、100点以上を提示) |
レイズ (Raise) |
直前のプレイヤーよりも高い額を賭ける ※初心者は前のプレイヤーが提示した点数の倍以上と覚えておこう |
オールイン (All-in) |
自分の持ちチップを全額賭ける ※どのステージでも自分のアクション時に可能 |
アクションの例
- プリフロップで前のプレイヤーがレイズ(100点から200点)してきた場合は、コール・レイズ・フォールドを選択する。
※コールなら200点、レイズなら400点以上 - フロップで自分が最初にアクションする場合は、チェック・ベットを選択する。
※フォールドすることもできるがチェックできる状況であれば、チェックを優先 - ターンで自分がベットした後に他のプレイヤーがレイズしてきた場合は、コール・レイズ・フォールドを選択する。
※参加するプレイヤーの賭け金が同額になるまでアクションが順番に回ってくる - リバーで前のプレイヤーが全員チェックしている場合は、チェック・ベットを選択する。
自分のハンドの勝率を考えながらアクションを選択
勝率が分かったらコールに必要な勝率に見合うのかを確認
5. 役の強さ(ハンドランキング)
ポーカーでは、以下のような役の強さのランキングが決まっています。
役の名前 | 役の説明 |
ロイヤル フラッシュ |
A, K, Q, J, 10の同じ絵柄(スーツ)(最強の手)
|
ストレート フラッシュ |
5枚の連続した数字の同じ絵柄(スーツ)
|
フォーカード | 同じ数字4枚
|
フルハウス | 3枚の同じ数字+2枚の同じ数字![]() |
フラッシュ | 5枚の同じ絵柄(スーツ)(数字は関係なし)![]() |
ストレート | 5枚の連続した数字(絵柄(スーツ)は関係なし)![]() ※エースを使ったストレートに注意 ○:「10・J・Q・K・A」と「A・2・3・4・5」の2種類のみ ×:「Q・K・A・2・3」などのエースまたぎはNG |
スリーカード | 同じ数字3枚![]() |
ツーペア | 2組の同じ数字![]() |
ワンペア | 1組の同じ数字![]() |
ハイカード | どの役も揃わず、一番強いカードの勝負![]() ※エースが一番強く、2が一番弱い |
6. 勝敗の決定方法
最終的に、ショーダウン(最後の公開)で最も強い役を持つプレイヤーが勝利します。
プレイヤーA | プレイヤーB | 勝者 |
フルハウス![]() |
フラッシュ![]() |
プレイヤーA |
ストレート![]() |
フラッシュ![]() |
プレイヤーB |
ストレート![]() |
スリーカード![]() |
プレイヤーA |
ツーペア![]() |
スリーカード![]() |
プレイヤーB |
ツーペア![]() |
ワンペア![]() |
プレイヤーA |
ハイカード![]() |
ワンペア![]() |
プレイヤーB |
同じ役の場合は、相手より強いカードで役を成立させているプレイヤーが勝利します。
以下の例では、エースのワンペアを成立させているプレイヤーAが勝利する。
※数字の強さは弱い順から「2・3・4・・・Q・K・A」となっており、A(エース)が一番強い数字
コミュニティカード![]() |
|
プレイヤーA![]() ワンペア(エース) |
プレイヤーB![]() ワンペア(7) |
同じ役が成立しており、成立している役の数字の強さも同じ場合は、役に関係しない手札のもう一枚(キッカー)が強いプレイヤーが勝利します。
以下の例では、プレイヤー双方がエースのワンペアを成立させているが、キッカーが相手より強いプレイヤーAが勝利する。
コミュニティカード![]() |
|
プレイヤーA![]() ワンペア(エース) ※キッカー(K) |
プレイヤーB![]() ワンペア(エース) ※キッカー(5) |
同じ役が成立しており、成立している役の数字の強さも同じでさらにキッカーの数字の強さも同じ場合は、引き分け(チョップ)となります。
以下の例では、プレイヤー双方がエースのワンペアを成立させているが、キッカーも同じ強さなので引き分け(チョップ)となる。
コミュニティカード![]() |
|
プレイヤーA![]() ワンペア(エース) ※キッカー(K) |
プレイヤーB![]() ワンペア(エース) ※キッカー(K) |
同じ役であるストレートが成立しているので、相手より強いカードで役を成立させているプレイヤーが勝利します。ストレートの場合、最後の数字がより強い数字である「2・3・4・5・6」が勝利します。
※最後の数字である「5」と「6」での勝負となります。
コミュニティカード![]() |
|
プレイヤーA![]() ストレート(5) |
プレイヤーB![]() ストレート(6) |
7. まとめ
✅ テキサス・ホールデムの流れ
- 手札2枚を持ち、5枚のコミュニティカードと組み合わせて役を作る
- プリフロップ → フロップ → ターン → リバー の順に進行
- 最終的に強い役を持っているプレイヤーが勝利!
✅ 勝つためのポイント
- 役の強さをしっかり把握する
- ポジションを意識してプレイする
- 無理な手で勝負せず、適切にフォールドを選択する
ポーカーは運と戦略のバランスが重要なゲームです。ぜひ基本ルールを覚えて、実際にプレイしてみてください!💰♠️
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