
こんにちは、歴史と時事ネタをつまみ食いするブログへようこそ!
今日は 5月9日。この日、実はヨーロッパにとってとても重要な記念日があるって知ってましたか?
その名も…「ヨーロッパ・デー(Europe Day)」!
名前は聞いたことがあるかも?でも、何を祝ってる日なのか、ちゃんと知っている人は意外と少ないかもしれません。
目次
ヨーロッパ・デーとは?簡単に言うと…
第二次世界大戦後のヨーロッパで、「もう戦争は繰り返さない!」という誓いから生まれた、欧州の平和と統合を祝う記念日です。
なぜ5月9日?
1949年のこの日、フランスの外相だったロベール・シューマンが「ヨーロッパ諸国が経済的に協力し、戦争を避けよう」というシューマン宣言を発表しました。
この宣言が、後のEU(欧州連合)の原点になったとされ、今でもこの日が「ヨーロッパ・デー」として祝われています。
ざっくり年表で見る「ヨーロッパ・デー」の背景
年 | 出来事 | ポイント |
---|---|---|
1945年 | ナチス・ドイツが降伏 | ヨーロッパでの戦争が終結(5月8日) |
1949年 | シューマン宣言 | 経済統合で戦争を防ごうと提案 |
1951年 | 欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)設立 | フランス・西ドイツなど6カ国が参加 |
1993年 | EU(欧州連合)誕生 | 経済だけでなく政治も統合へ |
現在 | 27カ国が加盟 | ヨーロッパはひとつの「共同体」へ |
なぜ今、知っておくべきなの?
世界が分断や対立の空気を感じさせる今、「国と国が協力して平和を築く」というビジョンは、私たちにとっても無関係じゃありません。
ヨーロッパ・デーは、ただの祝日ではなく、「過去を繰り返さない」というメッセージの象徴。
日本にいても、この精神は十分に学ぶ価値があります。
小ネタ:ヨーロッパ・デーってどう祝うの?
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EU加盟国では、EU旗を掲げたり、各地で市民イベントや音楽祭が開催されたりします。
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学校でEUに関する授業を行う国もあります。
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EUの機関(ブリュッセルなど)は一般公開され、観光客にも人気!
まとめ
**ヨーロッパ・デー(5月9日)**は、ただの「平和記念日」ではありません。
それは、戦争の反省から生まれた、未来への希望のシンボルなのです。
今年の5月9日、ちょっとだけヨーロッパの歴史に思いを馳せてみませんか?
小さな国同士でも、手を取り合えば大きな力になる。そんなことを思い出させてくれる日です。