
国際ニュースや海洋問題の話題でよく聞く「EEZ(排他的経済水域)」という言葉。
でも、「結局何なの?」「領海とは違うの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか?
今回は、EEZの基本から日本の状況、世界との関係性までを、わかりやすく解説します!
絵文字や表を使って、スッキリ理解できる内容になっています🧭
目次
🌍 EEZ(排他的経済水域)とは?
**EEZ(Exclusive Economic Zone/排他的経済水域)**とは、
国連海洋法条約によって定められた、沿岸国が海の資源を独占的に利用できる海域のことです。
項目 | 内容 |
---|---|
範囲 | 沿岸から最大200海里(約370km)まで |
権利 | 水産資源、海底資源(石油・天然ガス)、海洋エネルギーの開発など |
他国の活動 | 航行の自由あり。ただし資源の利用は許可が必要 |
法的根拠 | 国連海洋法条約(1982年採択) |

🔎つまり「海の資源はうちのもの。でも船が通るのはOKだよ」というルールです。
🌐 EEZと他の海域の違い
海にはいくつかの区分があります。違いを下の表で見てみましょう👇
海域区分 | 範囲 | 沿岸国の権利 |
---|---|---|
領海 | 沿岸から12海里 | 完全な主権(外国船は制限あり) |
接続水域 | 12〜24海里 | 関税・移民・衛生などの取り締まり権 |
EEZ(排他的経済水域) | 200海里まで | 経済的権利のみ(主権ではない) |
公海 | EEZの外 | すべての国に開かれている |
🇯🇵 日本のEEZはどれくらい?
実は、日本のEEZは世界第6位の広さを誇ります!🌏
島が多く海に囲まれているため、陸地の面積よりもはるかに広いのが特徴です。
項目 | 数値 |
---|---|
陸地面積 | 約38万㎢ |
EEZ面積 | 約447万㎢(日本の陸地の約12倍!) |
🗾 日本の海の資源は、私たちの未来を支える大きな財産なのです。
🌐 EEZにまつわる国際問題
EEZをめぐっては、しばしば領有権や海洋資源の争いが起こります。
例:
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中国との東シナ海ガス田問題
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韓国との竹島周辺の漁業問題
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ロシアとの北方領土周辺の漁業権交渉
🚧 EEZは国の経済と安全保障に直結しているため、国際的な交渉やトラブルが絶えません。
✅ まとめ:EEZは「経済的主権の海」
EEZは、単なる海の区分ではなく、その国の食料・エネルギー・外交戦略に関わる重要なエリアです。
📝 ポイントまとめ:
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EEZは沿岸から200海里の「資源の専用利用ゾーン」
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船の通行はOKだが、資源の利用は許可制
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日本のEEZは世界6位の広さ
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海洋資源と安全保障の両面から国際的に重要
✍️ 海の向こうには、ニュースだけでは見えない「経済と国益の最前線」があります。
これからはニュースで「EEZ」という言葉が出てきたら、ぜひこの記事を思い出してくださいね🌐✨