お盆の由来とは?なぜ休みになるのかを簡単に解説

「お盆になると会社が休みになるけど、そもそも何の日?」

「ゴールデンウィークみたいに、国が決めた祝日なの?」

毎年8月になると当たり前のように「お盆休み」という言葉を聞きますが、お盆の由来や、なぜ休みになるのかまで説明できる人は意外と少ないかもしれません。

先に結論をいうと、お盆は先祖や亡くなった人を供養する日本の伝統行事です。

そして重要なのが、お盆そのものは国民の祝日ではないということ。

それでも多くの会社がお盆の時期に夏季休暇を設定するため、「お盆=休み」というイメージが定着しています。

では、なぜ先祖を迎える行事がお盆と呼ばれ、8月13日〜16日ごろに休むようになったのでしょうか。

順番に分かりやすく見ていきましょう。

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お盆の由来とは?もともとは仏教行事

お盆の由来には、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」が深く関係しています。

仏教のお盆行事の典拠とされるのが、中国で成立したとされる『仏説盂蘭盆経』です。

そこには、お釈迦様の弟子である**目連(もくれん)**が、亡くなった母を救うために供養をする物語が描かれています。

この盂蘭盆会が日本へ伝わり、日本に古くからあった祖先を大切にする習慣などと結びつきました。

その結果、

  • 先祖の霊を迎える
  • 家族で供養する
  • 最後に先祖の霊を送り出す

という、現在のお盆につながる文化が形成されたと考えられています。

『日本書紀』にも盂蘭盆会に関する記述があり、日本ではかなり古い時代から行われていたことが分かります。

つまりこういうことです。

お盆は単なる「夏休み」ではなく、もともとは亡くなった人を思い、家族や先祖とのつながりを確認する時期だったのです。

なぜお盆は8月13日〜16日なの?

ここで疑問になるのが、

「お盆って、なぜ8月なの?」

ということです。

実は、昔のお盆は旧暦の7月を中心に行われていました。

ところが明治時代、日本で使う暦が現在につながる太陽暦へ変更されます。

その結果、従来の季節感とカレンダーの日付にずれが生じました。

新しい暦のまま7月にお盆を行う地域もありましたが、多くの地域では時期を1か月ほど遅らせ、**8月13日〜16日ごろに行う「月遅れ盆」**が広まりました。

そのため現在でも地域によって、

時期 呼ばれ方・特徴
7月13日〜16日ごろ 7月盆・新盆
8月13日〜16日ごろ 月遅れ盆・8月盆
旧暦7月ごろ 旧盆

などの違いがあります。

東京など一部の地域では7月、全国の多くの地域では8月に行われるのは、このためです。

「お盆は必ず8月15日」と決まっているわけではありません。

地域によって違うのですね。

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お盆はなぜ休み?実は祝日ではない

ここが一番勘違いされやすいポイントです。

お盆休みは、法律で決められた国民の祝日ではありません。

内閣府が定める国民の祝日の中に「お盆の日」はありません。

では、お盆はなぜ休みになるのでしょうか。

大きな理由は、多くの企業がこの時期を「夏季休暇」や会社の休日として設定しているからです。

厚生労働省でも、企業の休日には国民の祝日のほか、

「年末年始」
「夏季休暇」
「会社記念日」

など、就業規則や労働契約によって会社が休日として定める日があると説明しています。

お盆の時期は昔から、

「実家へ帰る」

「お墓参りをする」

「家族や親族が集まる」

といった習慣がありました。

そこで企業側も8月中旬に夏季休暇を設定するケースが増え、社会全体で「お盆休み」と呼ばれるようになったわけです。

つまり、

祝日だから休むのではなく、お盆の習慣に合わせて会社などが休みにしている。

これが「お盆はなぜ休みなの?」への答えです。

そのため、会社によってはお盆期間中も通常営業です。

サービス業、医療機関、交通機関など、仕事によって休みの時期が違うのも不思議ではありません。

お盆には何をする?代表的な風習

お盆の由来を知ると、迎え火や送り火にも意味があることが分かります。

一般的なお盆では、先祖の霊を迎え、数日間一緒に過ごし、再び送り出すという考え方があります。

代表的なのは、

13日ごろ:迎え盆

迎え火などで、ご先祖様を迎えます。

14〜15日ごろ:供養

お墓参りをしたり、仏壇にお供えをしたりして過ごします。

16日ごろ:送り盆

送り火などで、ご先祖様を送り出します。

有名な京都の「五山送り火」も、お盆に関連する行事です。

地域によっては、盆踊りや精霊流しなども行われます。

もちろん、すべての家庭が同じ方法で過ごす必要はありません。

宗派や地域によって、お盆の風習にはかなり違いがあります。

お盆休みは「家族と過ごす時間」として残っている

現代では、お盆休みと聞くと、

「旅行に行く」

「帰省する」

「家でゆっくりする」

というイメージのほうが強いかもしれません。

それも決して間違いではありません。

ただ、お盆の由来をたどっていくと、その背景には家族や亡くなった人を思う時間があります。

普段なかなか実家へ帰れない人が帰省する。

久しぶりに家族や親戚が集まる。

お墓参りをする。

こうした習慣が残っていることを考えると、お盆休みが今でも日本の大きな帰省シーズンになっているのは自然な流れともいえます。

「なぜみんな同じ時期に帰省するの?」

と思っていた人も、由来を知ると少し見え方が変わるのではないでしょうか。

まとめ|お盆の由来となぜ休みなのかを簡単に整理

お盆の由来と、お盆はなぜ休みなのかを整理すると、ポイントは次のとおりです。

お盆は、先祖や亡くなった人を供養する日本の伝統行事。

仏教の盂蘭盆会と、日本の祖先を大切にする文化などが結びついて現在のお盆につながった。

昔は旧暦7月を中心に行われていたが、現在は8月13日〜16日ごろに行う地域が多い。

そして最も勘違いされやすいのが、

お盆は国民の祝日ではない

ということです。

多くの企業がお盆の時期に夏季休暇を設定しているため、「お盆=休み」と感じる人が多いのです。

つまりこういうこと。

お盆休みは、法律で決められた休日というより、日本の文化や帰省習慣に合わせて定着した夏の休暇です。

今年のお盆は、旅行や休養を楽しむだけでなく、少しだけ家族やご先祖について思い出してみるのもいいかもしれません😊

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