
「なんとなくイライラする」
「たいしたことは起きていないのに、今日は機嫌が悪い」
「嫌なことがあると、ずっと引きずってしまう」
そんな日はありませんか?
できれば毎日穏やかに過ごしたい。
でも、仕事や人間関係、疲れ、睡眠不足などが重なると、いつも機嫌よくいるのは難しいものです。
そこで知っておきたいのが、自分の機嫌の取り方です。
結論からいうと、大切なのは、
無理やり機嫌を良くすることではありません。
自分がいまどう感じているのかに気づき、少しだけラクになる行動を選ぶことです。
今回は、イライラした日や気分が落ちた日に試したい方法を3つに絞って紹介します。
自分の機嫌は「良くしなければ」と思わなくていい

まず知っておきたいのは、
機嫌が悪くなること自体は、おかしなことではない
ということです。
人の気分には波があります。
仕事が思うように進まなかった。
人から嫌な言い方をされた。
眠れていない。
予定が詰まりすぎている。
そんな小さなことが重なるだけでも、気持ちは変わります。
それなのに、
「こんなことでイライラする自分はダメだ」
「もっと前向きにならないと」
と考えると、さらに疲れてしまうことがあります。
ストレスへの対処には、出来事そのものを変えるだけでなく、自分の感情を整えるという考え方もあります。APAも、ストレスへの対応方法の一つとして、リラックスや捉え方の調整などによって感情反応を調整する方法を紹介しています。
つまり、
「機嫌が悪い自分をなくす」のではなく、「悪い機嫌を必要以上に長引かせない」
と考えるとラクになります。
では、具体的にどうすればいいのでしょうか。
自分の機嫌の取り方①「何に疲れている?」と考える

最初にやってほしいのは、
自分の気持ちに名前をつけること。
イライラしているとき、すぐに気分転換をしようとする人は多いと思います。
でも、その前に一度だけ、
「自分はいま、何に疲れている?」
と考えてみてください。
たとえば、
- 仕事が多すぎて疲れている
- 誰かの一言に傷ついた
- お腹が空いている
- 寝不足で余裕がない
- 一人になる時間が足りない
などです。
「原因はこれかもしれない」と分かるだけでも、次に何をするか考えやすくなります。
たとえば寝不足なのに、
「もっとポジティブになろう」
と考えても、なかなか気持ちは変わりません。
必要なのは、ポジティブ思考ではなく、
今日は早めに寝ることかもしれない
のです。
自分の機嫌の取り方というと、
「好きな物を買う」
「おいしいものを食べる」
と考えがちですが、その前に原因を確認してみる。
つまりこういうこと
「機嫌が悪い」ではなく、「何がつらい?」まで考える。
これだけで、自分に必要な行動が見つけやすくなります。
自分の機嫌の取り方②「変えられること」を1つだけ変える

原因が分かったら、
次は自分で変えられることを1つだけ変えてみましょう。
ここが重要です。
全部解決する必要はありません。
たとえば職場で嫌なことを言われたとしても、
相手の性格をすぐ変えることは難しいですよね。
でも、
「今日は少し距離を取る」
「必要な会話だけにする」
「帰宅したら仕事の連絡を見ない」
など、自分側の行動なら変えられる場合があります。
仕事が多すぎるなら、
今日やらなくてもいいものを1つ減らす。
SNSを見て疲れているなら、
スマホを少し遠ざける。
部屋が散らかって落ち着かないなら、
机の上だけ片づける。
ポイントは、
「全部何とかする」ではなく「1つだけラクにする」こと。
毎日の生活では、自分では変えられないこともたくさんあります。
だからこそ、
「これは自分に変えられる?」
と考えてみる。
変えられないことなら、いったん離れる。
変えられることなら、小さく変える。
この考え方だけでも、余計な消耗を減らしやすくなります。
自分の機嫌の取り方③ 10分だけ「自分が落ち着くこと」をする

3つ目はとてもシンプルです。
10分だけ、自分が落ち着くことをする。
大げさな気分転換でなくても大丈夫です。
たとえば、
- 一人でコーヒーを飲む
- スマホを置いて少し歩く
- お風呂にゆっくり入る
このくらいで十分です。
NHSでも、ストレスへの対処として、自分の時間を作ることや体を動かすこと、楽しめる活動を取り入れることなどが紹介されています。
また、疲れている日に意外と見落としやすいのが睡眠です。
寝不足の状態では気持ちに余裕がなくなりやすいため、
「今日は何をすれば元気になる?」
ではなく、
「今日は何を減らせば早く休める?」
と考えてみるのも一つです。
NHSも、睡眠を整えるために、規則的な睡眠習慣、就寝前のリラックス、心配事を書き出すことなどを勧めています。
自分の機嫌の取り方は、
派手なご褒美を用意することではありません。
自分が少し落ち着く行動を知っておくこと。
それだけでも十分役立ちます。
「自分で自分の機嫌を取れない」と落ち込まなくていい

ここまで読むと、
「でも、分かっていてもできない日がある」
と思う人もいるでしょう。
もちろんあります。
疲れている日は散歩するのさえ面倒です。
嫌なことがあれば、何時間も考えてしまうこともあります。
そんな日にまで、
「自分で機嫌を取れない自分はダメだ」
と責める必要はありません。
大切なのは、
いつでもご機嫌でいることではなく、少しずつ戻れる方法を持っておくこと。
今日はコーヒー。
明日は早く寝る。
別の日は一人で10分歩く。
その程度でいいのです。
なお、気分の落ち込みや不安などが長く続き、日常生活に影響するほどつらい場合は、一人だけで抱え込まず、医療機関や専門家への相談も選択肢です。
まとめ|自分の機嫌を取るなら、まず1つだけ変えてみよう

今回紹介した自分の機嫌の取り方は3つです。
1.「何に疲れている?」と考える
まず、自分の状態に気づく。
2.変えられることを1つだけ変える
全部解決しようとしない。
3.10分だけ自分が落ち着くことをする
散歩、コーヒー、お風呂など、小さなことでOK。
大切なのは、
いつも機嫌よくいることではありません。
自分が疲れていることに気づいて、必要以上に機嫌の悪さを長引かせないことです。
まず今日は、
「自分はいま、何に疲れている?」
と一度だけ考えてみてください😊
そこから、自分にできることを1つだけ選べば十分です。









